こんな人は創業融資が借りられない7つのパターン(4~7)

sougyouyuusi-ng

こんにちは
きょうは昨日に引き続き、こんな人は創業融資が借りられない7つのパターンのうち
後半の4~7についてお話させていただきます。
是非、昨日の3つのパターンと合わせてよく読んでいただき
事前にこの7つのパターンに陥らないようにしてください。

4.金利の高い資金を借りている人

創業融資を申し込む際、金融機関は申込者に対して
「信用調査に関する同意書」もしくは「個人情報の取り扱いに関する同意書」を求めます。
これは、「あなたの個人情報を、個人信用情報登録機関に問い合せしますので同意してくださいね」
という書類です。

金融機関が融資審査をする際、初めての取引の場合はかならず「個人信用情報照会」を
個人信用情報登録機関に対して行います。
信用情報とは、融資やクレジット、ローンの契約や申し込みに関する情報のことで
客観的な取引事実を登録した個人の情報です。

この個人信用情報を見ると
申込者が、どこから、どれだけのお金をかりているのか
クレジットをどれだけ利用しているのかがわかります。
消費者金融やクレジットローン、カードローンを借りている額が大きければ
それだけで金融機関は融資を断ることができる理由になります。
消費者金融やクレジットローン、カードローンの金利は高いため
そのような高い金利でお金を多額に借りている場合は、将来的に返済するのが難しいと判断するからです。

このように、高い金利で資金を借りている人は、融資を断られる確率が高くなります。

sikinguri

 

5.返済遅延や延滞が多い人

「個人信用情報照会」では、「今、どれくらい借りているのか」というのがわかると同時に
「過去にきちんと返済していたのか」ということもわかります。
過去に返済遅延があった場合、「クレジットブラック」といって、その情報が一定期間登録されます。
「借りていたお金をきちんと返済していない」といって、その情報が一定期間登録されます。

「借りていたお金をきちんと返済していない」という悪い実績があった場合
「この人は、また返済遅延をするのではないか」と思われてしまいますので
クレジットブラックの場合も融資を断られることがよくあります。

たとえば最近は、スマホ購入の際、分割払いにすることが多いものです。
これも「割賦販売」になりますので個人信用情報に登録され、
もし延滞があれば、クレジットブラックになります。

また、金融機関が創業融資を行う場合、「6か月分の通帳コピー」や
「3カ月程度の水道光熱費の返済がわかる資料」の提出を求めます。
それらの中身を見て、家賃の返済や水道光熱費の延滞が頻繁にあった場合は
「お金にいいかげんな人」と見られてしまいます。

金融機関としては、「お金にいい加減な人」には当然融資しませんので
日頃から支払期日はきちんと守っておくことをお勧めします。

6.自己資金を見せ金にしている人

創業融資の場合、自己資金が多ければ多いほど、借りられる金額が大きくなることが多いものです。
そこで少しでも多く借りたいと考えている場合
どこから調達してきて自己資金として見せようとする方がいらっしゃいます。

でも、これはほとんどの場合、まずバレます。

いきなり、1カ月前に通帳に500万円の振込があり
「この通り、自己資金500万円あります」と申込者が言ってきたとします。
金融機関担当者としてはまず、「その500万円をどう貯めたのか?」について聞きます。
それだけでなく、その500万円を貯めていた記録(通帳のコピー、定期預金の計算書等)を求めます。
それが提出できないと、そのお金は「見せ金」とみなされ、自己資金とは認めてもらえません。

それだけでなく、「目的のためなら、人をだましたり欺いたりする人」と判断され
その金融機関のブラックリストに載ることもあります。
そうなれば、その時だけでなく、未来永劫借りられないようになってしまいます。
金融機関の担当者は徹底的に調べますから、見せ金は99%の確率でバレると思っておいてください。

7.税金の未納・滞納がある人

税金には「先取特権」があり、税金を滞納していると預金を差し押さえられたりします。
税金の滞納がある場合は、せっかく融資したのにもかかわらず
それを差し押さえられることがあり得ます。
事業に使うお金を貸したはずなのに税金の支払いに充てられてしまうと
申込者が行おうと思っている事業ができなくなり、その結果、返済不能に陥ることが予想できます。

そこで金融機関は絶対と言っていいほど、税金を未納・滞納している人に融資をしません。
まず未納・滞納している税金を支払ってから金融機関に話を持っていかないと、門前払いされてしまいます。

税金の未納・滞納は全体にやめましょう。

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まとめ

昨日に引き続きこんな人は創業融資が借りられない7つのパターンのうち
後半の4~7のパターンを解説させていただきました。

7つのパターンをすべてまとめると

  1. 自己資金の少ない人
  2. 創業を考えている事業の経験が乏しい人
  3. いい加減な事業計画書を書いている人
  4. 金利の高い資金を借りている人
  5. 返済遅延や延滞が多い人
  6. 自己資金を見せ金にしている人
  7. 税金の未納・滞納がある人

以上の7つのパターンが創業融資が借りられない人に見られるパターンです。
独立・開業を思い立った時点で、この7つのパターンに陥っていないかを
素早くチェックして、しっかりと準備していくのが
創業融資、はたまた経営安定への道筋となります。

是非、「正しい準備」を実践して参りましょう。

この文章を読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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